ソー:ラブ&サンダー

 『ソー:ラブ&サンダー』を観ました!劇場公開時にはグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーGTでも鑑賞したのですが、今回ディズニープラス配信で再度鑑賞しましたのでレビューしたいと思います。




 『ソー:ラブ&サンダー』はMCUの劇場映画としては29作目の作品です。アベンジャーズの初期メンバーのなかで、ソー以外のメンバーはシリーズを卒業していますので、現在唯一の古参メンバーということになります。

 見返してみると古参メンバーゆえの余裕のようなものが感じられて、映画を楽しんでるな!というのが作品から伝わってきます。基本的にはコメディで笑える作品なのにシリアスなシーンでは思いっきり泣ける、そんな振れ幅の大きいストーリー展開でした。

 特に脇を固めるベテラン俳優陣の演技は素晴らしかったです。ナタリー・ポートマン、クリスチャン・ベール、ラッセル・クロウなど、ヒーロー映画とは思えないシリアスな演技ぶりで、クリスチャン・ベールなんてエンドロールを見て驚かされました。今、見返してみてもあの『ダークナイト』のクリスチャン・ベールとは思えない役作りぶりです。




 ディズニープラスでは『アッセンブル ソー:ラブ&サンダーの裏側』という制作の舞台裏が見られるドキュメンタリーも配信されています。これも合わせて見ると『ラブ&サンダー』がいかに凄いかがよく分かります。

 撮影技術から劇中に登場する小道具から演者のメイクに至るまで、最高の技術と作り手の情熱があって初めて作品は完成するということを実感することが出来ます。そしてもう一つ、ドキュメンタリーに登場するナタリー・ポートマンは本当にいくつなっても綺麗で、それだけでも観る価値があるな~と思いました。

 私の場合、やっぱりソーの周りにはジェーンがいてダーシーがいてロキは回想シーンでしか出て来ないけど、戦うときにはムジョルニアを振り回して、それが『マイティ・ソー』なんだなって思います。今回、最初の『マイティ・ソー』に戻った気がして、それはナタリー・ポートマンの力量があってこそなんじゃないかと強く感じました。





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